世界中からイイ靴を!
ワールド フットウェア ギャラリー(WFG)と名だたるシューズブランドとの「40年物語」
シューズセレクトショップの先駆けでもあるワールド フットウェア ギャラリーは、「世界中からイイ靴を!」がモットー。店内を見渡せば、そこはまるで世界各地の名靴&良靴のミュージアムのようで、思わず目が釘付けに! まさに「イイ靴」を探すのに欠かせないショップなのです。
しかも、同店が他に先駆けて日本に紹介したブランドは数知れず、「ここで、あのブランドを初めて目の当たりにした!」という靴好きは少なくありません。 ということで、同店スタッフたちの“証言”をもとに、今日まで高級メンズシューズ人気を牽引し続けてきた同店と各ブランドとの“出会い”の物語を紹介していきます!
※本企画は、多くの媒体で靴関連の記事を寄稿してきたライター山田純貴氏が、取材に基づいて執筆したものです。
「ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店」店内(2009年当時)
ワールドフットウェアギャラリーは日本初のシューズセレクトショップとして
1991年に誕生しました!
主に欧米で発展してきた革靴の文化を伝え続けるワールド フットウェア ギャラリーは、株式会社ダブル・エフ・ジー(1979年創業)が運営する高級革靴&革製品の専門ショップです。ながらくインポートシューズの輸入・卸に従事してきた創業者が、そのネットワークとノウハウをベースに、1980年、大阪・梅田の旧・富国生命ビル1階に第1号店(現在は閉店)をオープンしたのが、その始まりです。
1991年には、いまなおフラッグシップショップであり続けるワールド フットウェア ギャラリー神宮前本店も開業し、やがてその存在が広く知られるようになりました。
1980年にオープンしたワールド フットウェア ギャラリー1号店
店名が体言しているとおり、ワールド フットウェア ギャラリーには「世界中からイイ靴を!」をモットーに、スタッフたちが各国を訪ね歩いて集めた名靴&良靴が多数取り揃えられており、その姿勢は開業時か
ら現在にいたるまで揺らぐことはありません。しかも、今でこそ他店、あるいは大手百貨店の紳士靴売場などにこうした品揃えは散見できますが、当時は、さまざまなブランドの製品が一堂に集められた高
級靴専門セレクトショップは存在せず、ワールド フットウェア ギャラリーはその先駆けとなりました。
ワールド フットウェア ギャラリーの品揃えは、そのほぼ全てが、いわゆるファクトリーブランドの製品です。ファッション界におけるファクトリーブランドの台頭は’90年代に始まりましたが、偶然ではあるもの
の、期を同じくするように登場したワールド フットウェア ギャラリーは、メンズシューズにおけるファクトリーブランド人気も主導することになったのです。
1994年頃の神宮前本店店内。
ワールド フットウェア ギャラリーはさまざまなシューズブランドを日本に紹介してきました!
同店で日本に初デビューしたインポートブランドは数多く、あるいはここが取り扱いを始めたことで広く認知されるようになったインポート&ドメスティックブランドもあまた存在します。しかもそれだ
けではなく、ショップ経営を手掛ける以前の1979年から輸入・卸をとおして、さまざまなインポートブランドを日本に紹介してきました。それゆえに、同社&同店と各シューズブランドとの関係を振り返
るとき、私たちはこの過去40数年間の、日本における高級メンズシューズの歴史を知ることができるのです。
下記の「ワールド フットウェア ギャラリーのシューズブランドと歩んだ40年史」は、株式会社ダブル・エフ・ジーがこれまでに取り扱った、主なブランドを販売開始年の順に表したもの。この年表で、現
在では広くその名が知られている数々のブランドが居並ぶ様を見れば、そのそうそうたる“顔ぶれ”に圧倒されることでしょう。そして、ここから、ワールド フットウェア ギャラリーの鋭い審美眼、高い見
識、パイオニアスピリット、そしてシューズ史への大いなる貢献を見て取ることができます。
このコーナーは同店のスタッフたちに、下記の年表に列挙された各シューズブランドが同社&同店で取り扱われるにいたるエピソードなどをうかがい、その回顧談をもとに、過去40数年間の高級靴人
気の発展の歩みをうかがう試みとなります。とはいえ、お話の内容はいずれもざっくばらんなものなので、楽しみながら、お気軽に拝読いただければ嬉しく思います。
シューズセレクトショップの先駆けでもあるワールド フットウェア ギャラリーは、「世界中からイイ靴を!」がモットー。店内を見渡せば、そこはまるで世界各地の名靴&良靴のミュージアムのようで、思わず目が釘付けに! まさに「イイ靴」を探すのに欠かせないショップなのです。
しかも、同店が他に先駆けて日本に紹介したブランドは数知れず、「ここで、あのブランドを初めて目の当たりにした!」という靴好きは少なくありません。ということで、同店スタッフたちの“証言”をもとに、今日まで高級メンズシューズ人気を牽引し続けてきた同店と各ブランドとの“出会い”の物語を紹介していきます!
※本企画は、多くの媒体で靴関連の記事を寄稿してきたライター山田純貴氏が、取材に基づいて執筆したものです。
「ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店」店内(2009年当時)
ワールド フットウェア ギャラリーは日本初のシューズセレクトショップとして 1991年に誕生しました!
主に欧米で発展してきた革靴の文化を伝え続けるワールド フットウェア ギャラリーは、株式会社ダブル・エフ・ジー(1979年創業)が運営する高級革靴&革製品の専門ショップです。ながらくインポートシューズの輸入・卸に従事してきた創業者が、そのネットワークとノウハウをベースに、1980年、大阪・梅田の旧・富国生命ビル1階に第1号店(現在は閉店)をオープンしたのが、その始まりです。1991年には、いまなおフラッグシップショップであり続けるワールド フットウェア ギャラリー神宮前本店も開業し、やがてその存在が広く知られるようになりました。
1980年にオープンした
ワールド フットウェア ギャラリー1号店
1994年頃の神宮前本店店内。
ワールド フットウェア ギャラリーは さまざまなシューズブランドを 日本に紹介してきました!
同店で日本に初デビューしたインポートブランドは数多く、あるいはここが取り扱いを始めたことで広く認知されるようになったインポート&ドメスティックブランドもあまた存在します。しかもそれだけではなく、ショップ経営を手掛ける以前の1979年から輸入・卸をとおして、さまざまなインポートブランドを日本に紹介してきました。それゆえに、同社&同店と各シューズブランドとの関係を振り返るとき、私たちはこの過去40数年間の、日本における高級メンズシューズの歴史を知ることができるのです。
下記の「ワールド フットウェア ギャラリーのシューズブランドと歩んだ40年史」は、株式会社ダブル・エフ・ジーがこれまでに取り扱った、主なブランドを販売開始年の順に表したもの。この年表で、現在では広くその名が知られている数々のブランドが居並ぶ様を見れば、そのそうそうたる“顔ぶれ”に圧倒されることでしょう。そして、ここから、ワールド フットウェア ギャラリーの鋭い審美眼、高い見識、パイオニアスピリット、そしてシューズ史への大いなる貢献を見て取ることができます。
このコーナーは同店のスタッフたちに、下記の年表に列挙された各シューズブランドが同社&同店で取り扱われるにいたるエピソードなどをうかがい、その回顧談をもとに、過去40数年間の高級靴人気の発展の歩みをうかがう試みとなります。とはいえ、お話の内容はいずれもざっくばらんなものなので、楽しみながら、お気軽に拝読いただければ嬉しく思います。
ワールド フットウェア ギャラリーのシューズブランドと歩んだ40年史
トップサイダーの輸入・卸をスタートさせた1979年から 今日までの約40年間、株式会社ダブル・エフ・ジーが取り扱ってきた 国内・外のブランドを、取り扱い開始年の順に整理し、以下で年表にしました。 この年表はコンテンツを兼ねており、各ブランドをクリックすると、 当時の“出会いの物語”がご覧いただけます。 ※今後、順次情報を追加していきます。
1982 LOBB’S ロブス (ITALY) |
1983 SUPERGA スペルガ (ITALY) |
1983 SAINT JEAN DE LUZ サン・ジャン・ド・リュズ (FRANCE) |
1985 G.T.HAWKINS |
1985 BIRKENSTOCK |
1986 ALFRED SARGENT アルフレッド・サージェント (ENGLAND) |
1986 CREEKS クリークス (FRANCE) |
1986 LA CORDONNERIE ANGLAISE コルドヌリ・アングレーゼ (FRANCE) |
1987 PARABOOT |
1987 TRICKER’S |
1991 WORLD FOOTWEAR GALLERY ワールド フットウェア ギャラリー (JAPAN) |
1991 AIGLE エーグル(FRANCE) |
1991 PALLADIUM パラディウム (FRANCE) |
1991 CAMPER カンペール (SPAIN) |
1992 ALDEN オールデン (U.S.A.) |
1992 YANKO ヤンコ (SPAIN) |
1997 OLIVER SWEENY オリバー・スウィニー (ENGLAND) |
1998 GRENSON グレンソン (ENGLAND) |
1999 HIRO YANAGIMACHI ヒロ・ヤナギマチ (JAPAN) |
2001 HUGO & ENZO ウーゴ&エンツォ (FRANCE) |
2002 MAGNANNI マグナーニ (SPAIN) |
2002 SANTONI サントーニ (ITALY) |
2003 SILVANO SASSETTI シルバノ・サセッティ (ITALY) |
2003 BOLLINI ボリーニ (ITALY) |
2004 DUCAL デュカル (ITALY) |
2004 DI MELLA ディメッラ (ITALY) |
2004 ARTIOLI アルティオリ (ITALY) |
2004 SILVANO LATTANZI |
2005 ZAMPIERRE サンピエーレ (SPAIN) |
2005 DE GIER ドゥ ジエール (FRANCE) |
2006 PERFETTO ペルフェット (JAPAN) |
2007 CORDWAINER コードウェイナー (SPAIN) |
2007 ITALIGENTE イタリジェンテ (SWEDEN) |
2008 JESUS CANOVAS ヘスス カノヴァス (SPAIN) |
2009 FRANCESCO BENIGNO フランチェスコ べニーニョ (ITALY) |
2009 MIYAGI KOGYO ミヤギ コウギョウ (JAPAN) |
2009 UNION IMPERIAL ユニオンインペリアル (JAPAN) |
2011 NEGRONI ネグローニ (JAPAN) |
2013 CENTRAL セントラル (JAPAN) |
2013 PIKOLINOS ピコリノス (SPAIN) |
2014 FUGASHIN フウガシン (JAPAN/VIETNAM) |
2014 BEN & SONS ベン&サンズ (MOROCCO) |
2015 JOSEPH MALINGE |
2016 ORIENTAL オリエンタル (JAPAN) |
2016 NPS エヌピーエス (ENGLAND) |
2017 ALMINI アルミニ (ITALY) |
2017 CALPIERRE カルピエーレ (ITALY) |
2019 DIS ディー アイ エス (ITALY) |
2019 arche アルシュ (FRANCE) |
2020 CAGIANA カジーナ (JAPAN) |
1979年 TOP SIDER トップサイダー (U.S.A.)
1982年 G.H.BASS G.H.バス (U.S.A.)
1982年 LOBB’S ロブス (ITALY)
1983年 SUPERGA スペルガ (ITALY)
1983年 SAINT JEAN DE LUZ サン・ジャン・ド・リュズ (FRANCE)
1985年 G.T.HAWKINS G.T.ホーキンス (ENGLAND)
1985年 BIRKENSTOCK ビルケンシュトック (GERMANY)
1986年 ALFRED SARGENT アルフレッド・サージェント (ENGLAND)
1986年 CREEKS クリークス (FRANCE)
1986年 LA CORDONNERIE ANGLAISE コルドヌリ・アングレーゼ (FRANCE)
1987年 PARABOOT パラブーツ (FRANCE)
1987年 TRICKER’S トリッカーズ (ENGLAND)
1991年 WORLD FOOTWEAR GALLERY ワールド フットウェア ギャラリー (JAPAN)
1991年 AIGLE エーグル (FRANCE)
1991年 PALLADIUM パラディウム (FRANCE)
1991年 CAMPER カンペール (SPAIN)
1992年 ALDEN オールデン (U.S.A.)
1992年 YANKO ヤンコ (SPAIN)
1997年 OLIVER SWEENY オリバー・スウィニー (ENGLAND)
1998年 GRENSON グレンソン (ENGLAND)
1999年 HIRO YANAGIMACHI ヒロ・ヤナギマチ (JAPAN)
2001年 HUGO & ENZO ウーゴ&エンツォ (FRANCE)
2002年 MAGNANNI マグナーニ (SPAIN)
2002年 SANTONI サントーニ (ITALY)
2003年 SILVANO SASSETTI シルバノ・サセッティ (ITALY)
2003年 BOLLINI ボリーニ (ITALY)
2004年 DUCAL デュカル (ITALY)
2004年 DI MELLA ディメッラ (ITALY)
2004年 ARTIOLI アルティオリ (ITALY)
2004年 SILVANO LATTANZI シルバノ ラッタンツィ (ITALY)
2005年 ZAMPIERRE サンピエーレ (SPAIN)
2005年 DE GIER ドゥ ジエール (FRANCE)
2006年 PERFETTO ペルフェット (JAPAN)
2007年 CORDWAINER コードウェイナー (SPAIN)
2007年 ITALIGENTE イタリジェンテ (SWEDEN)
2008年 JESUS CANOVAS ヘスス カノヴァス (SPAIN)
2009年 FRANCESCO BENIGNO フランチェスコ べニーニョ (ITALY)
2009年 MIYAGI KOGYO ミヤギ コウギョウ (JAPAN)
2009年 UNION IMPERIAL ユニオンインペリアル (JAPAN)
2011年 NEGRONI ネグローニ (JAPAN)
2013年 CENTRAL セントラル (JAPAN)
2013年 PIKOLINOS ピコリノス (SPAIN)
2014年 FUGASHIN フウガシン (JAPAN/VIETNAM)
2014年 BEN & SONS ベン&サンズ (MOROCCO)
2015年 JOSEPH MALINGE ジョセフ マリンジ (FRANCE)
2016年 ORIENTAL オリエンタル (JAPAN)
2016年 NPS エヌピーエス (ENGLAND)
2017年 ALMINI アルミニ (ITALY)
2017年 CALPIERRE カルピエーレ (ITALY)
2017年 LOAKE ローク (ENGLAND)
2018年 THE HARVEY ザ ハーヴィー (JAPAN)
2019年 DIS ディー アイ エス (ITALY)
2019年 arche アルシュ (FRANCE)
2020年 CAGIANA カジーナ (JAPAN)
</style>
以下年代別リストより、ブランド詳細ページがご覧頂けます。
<WFGは"靴屋"ではありません>
革製品は、経年変化を楽しめる嗜好品であり、時を超えたエレガンスを持ち続けます。
WFGは40年の歴史の中で、革靴先進国の文化と革製品の魅力を伝えて来ました。
その靴は、どのような人が、どのような背景で作ったのか。WFGの取り扱うすべての靴には物語が存在します。それをお客様に人生の一部として共有して頂けること。WFGは商品を通し「お客様の人生をかたちづくる"エッセンス"」の1つを提供しています。
<靴は意志の実現に欠かせないもの>
生きるとは意志を持って移動することです。 人間は意志を持っており、その意志を広く伝達させるために神が足という移動手段を与えてくださったとすると、その意志の伝達と実現に靴は欠かせないものです。WFGは、1979年の創業から現在に至るまで、一生履ける靴を日本に紹介しようと世界中を探し歩いています。
<靴は痛みを感じるもの>
靴は身につけるすべてのモノのなかで一番体に密着しています。 そして、下着や靴下などの肌着も含めたすべての身につけるモノのなかで、唯一痛みを感じます。 ですので靴は制作行程に手が入れば入るほど、痛みのリスクが軽減され素晴らしさが実感出来る装身具ともいえます。WFGでは、お客様へのコンシェルジュサービスに力を入れると共に、手のぬくもりが感じられる商品のご提案を大切にしています。
<WFGの精神>
WFGは、1979年創業以来、革靴をはじめとした靴における様々な海外のブランドを日本にいち早く紹介してきました。WFGは、今後も歴史ある革靴の魅力の再発信と共に常に新たな挑戦をし続けて行きます。