アルシュ/上品ルック&コンフォタブルなフレンチカジュアルシューズのコレクション
足馴染みの良いレザーや、屈曲性の高いソールが使われた柔らかい履き心地のモデル。スポーティだけれども、上品な出で立ちを際立たせてくれるので、品のあるコーディネートであればメンズ服の多くをカバーできる存在だ。また、過度に副資材が用いられておらず、それゆえに素材そのものの良さが体感できる、大人のための1足でもある。セメンテッド製法。アッパーはヌバック。ラバーソール。写真はベア(コーン)。他にティンバー(ネイビー)もある。各6万3800円(税込)。
創業以来、ロワール地方の自社工場でメイド・イン・フランスを貫いています!
’60年代初頭、独学で靴職人を目指していた18歳のフランス人ピエール・ロベール氏は、デザインと履き心地が両立するレディス&メンズシューズの開発に試行錯誤を重ね、当時では珍しかったラバーソールのモカシンシューズを創り上げました。そして1968年、雄大な自然を残すフランス北中部ロワール=エ=シェールの出身である妻アンドレ・エレーヌ氏とともに自分たちのブランド、アルシュを立ち上げたのです。
その後、経営は創業者の子どもである双子の兄弟、カトリーヌ・エレーヌ氏とピエール・エマニュエル氏に受け継がれ、現在、フランスでは数少ない一族経営のブランドとして、ロワール渓谷にある自社工場にて良質な靴を生産し続けています。
アルシュの靴はしなやかな流線のシルエットを見せるデザインが特長。他社の靴とは異なる強い個性があり、トレンドに流されることもなく、それでいてフランスらしいエレガンスを併せ持っています。
また、すぐれた耐久性を備えていながらも、セメンテッド製法によって非常に軽装に作られており、これに良質なカーフなどのアッパーや、柔軟性と弾力性に富むラバーソールが相まって、軽く、やわらかく、屈曲性に富んだ履き心地を実現しています。
現在、アルシュは30以上の国々においてシンプルでファッショナブル、かつコンフォタブルな靴を提案し続けています。また、パリに直営6店舗を展開しており、2002年に初上陸を果たした日本でも、東京・自由が丘に直営店を構えています。
春夏に素足履きしたい「ウイモック」は、柔らかい革を使い、包まれるような足馴染みと屈曲性をもたらすモカシン製法で作られたアンラインドのスリッポン。革靴とスニーカーの中間的存在で、スポーティなスニーカーソールを備えながらも、カジュアルのみならずビジカジにも対応。ワールド フットウェア ギャラリーが新しい角度から提案している1足だ。モカシン&セメンテッド製法。写真はティンバー(ネイビーヌバック)。他にエキュメ(ベージュヌバック)、ファスト(ブラックシュリンクレザー)あり。各5万9400円(税込み)。
「ことにモード志向のお洒落な男性にオススメ。レアなレザーシューズをお探しの方にも!」 by WFG スタッフ
「取り扱う以前からアルシュの存在は知っていましたが、知り合いが日本法人に転職したのを機に、改めてその製品を検証したところ、ラグジュアリーな雰囲気があり、色使いも巧みですし、とても魅力的な靴だと理解できました。レディスはモード系ですが、メンズは意外にもトラッドベースで男っぽく、それでいてトレンド感もあるので、ことに新しいものを求めているモード志向の男性にオススメです。また、軽く、柔らかいため、スニーカーに慣れした人もストレスなく履けますし、国内でメンズを取り扱っているところが少ないので、レアな靴をお探しの方にも興味をもっていただけるでしょう」
イマ、買えるアルシュの紹介はコチラ! → https://wfg-net.com/collections/arche
以上、執筆:雑誌ライター 山田純貴