世界中からイイ靴を! ワールド フットウェア ギャラリーと 名だたるシューズブランドとの「40年物語」 CORDWAINER(SPAIN)  2007年~

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 コードウェイナー/グッドイヤーによる堅牢さと、イタリア風の色気を併せ持つスペインブランド

コードウェイナー 「アシエル(ASIERWBW0078

ブランドの象徴的モデルで、縫い目に沿って革を折り返すことで縫い糸を隠すレベルソ仕立てと、上質なイタリアンカーフに手仕事で施した色の繊細な諧調がエレガントな1足。ワールド フットウェア ギャラリーの別注により、ライニングがレッドカラーであるのも小粋だ。ノーズラインが美しいスクエアトウの木型「168」採用。グッドイヤー製法。レザーソール。写真はダークブラウン。他にブラック、ブラウンあり。各4700

ブランド名の由来はズバリ、「靴職人」!スペイン靴の聖地で職人が作りあげる上質靴

スペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ州南東部に位置するアルマンサ地方は、同国最大の靴生産地として知られています。コードウェイナーは、そのアルマンサのペルティニなる町にある靴メーカーのハウスブランド。1930年代にエドワード・F.マシューズ氏によって創業し、ながらくモカシンなどのOEM商品を生産してきたメーカーが、同じくアルマンサにあったグッドイヤー靴の工場や機械を買い取り、その従業員たちを雇用したことで2007年に、このブランドがスタートしたのです。

 

現在の頭首、ベーレンとその父親

ブランド名であるコードウェイナー(Cordwainer)とは「靴職人」のこと。と聞いて、かのパトリック・コックス氏を輩出し、近年では日本人にも、ここで学んだという靴職人が増えている英・ロンドンの製靴専門校「コードウェイナーズ・カレッジ」を思い浮かべる靴好きもいらっしゃることでしょう。

この語源は「コルドバ(Córdoba)」。そう、コードバンの語源にもなった、スペイン・アンダルシア州中北部の古都の名です。今でこそ「コードバン=馬の尻部分の革」と認識されていますが、実は、中世ではヤギ革のことを指していたとの説があります。ヤギはイランからトルコにいたる山岳地帯が原産の動物で、新石器時代の紀元前9000年紀半ば、現在のトルコ南部で家畜化が始まったといわれています(この家畜化はイヌに次いで古い)。したがって、ヤギ革のなめし技術もイスラム地域が起源であり、711年にイスラム勢力が北アフリカを西進し、ジブラルタル海峡を渡ってイベリア半島に侵攻してから1492年にカトリック勢のスペイン王国に滅ぼされるまでのイスラム支配期に、その技術が同半島に伝わったと考えられます。

当時、トレドと並ぶ中心都市だったのがコルドバの地にて、イスラムの技術で生産されたヤギ革がヨーロッパ各地に広がって流行となったことから、その革が「コルドバ革」、すなわち「コードバン」と呼ばれたのです。現在、馬の尻革がコードバンとされるのは「ヤギ革に風合いが似ているので、後にそう呼ばれるようになった」説と、「当時、コルドバ地方ではヤギ革も馬革も生産されていたので、もともとどちらもコードバンと呼ばれていた」説があり、はっきりとはわかっていません。

閑話休題。とにかく、コードウェイナーというブランド名には、このような歴史的な背景がある、というお話でした。

コードウェイナーはグッドイヤー靴を展開するブランドです。とはいえ、そのラインナップを俯瞰すれば、英国靴や米国靴とはひと味もふた味も違う個性がうかがえます。英国のグッドイヤー靴と同様の堅牢さを持ちながら、イタリア靴のようなデザイン性も兼ね備えており、その佇まいはコンテンポラリー&エレガントです。代表的な木型「168」などは流麗なノーズラインが誠に秀逸ですし、職人による手染めのアンティーク仕上げにも大いに魅せられるものがあります。

イタリア靴のようなシャープで、ちょっと色気のある足元にしたいけれど、末長く履くことのできる頑強さも欲しい……と、そんな靴をお探しの方には、コードウェイナーは直球かと思います。

「実は『こなれた価格でグッドイヤー靴を!』との当店の要請から誕生したブランドなんです」 by WFG スタッフ

「コードウェイナーはある意味、ペルティニでの街興しの一環として始まったブランドなんです。ウエスタンブーツなどを作っていたグッドイヤー靴の工場が倒産し、そこの職人たちを町が引き取ったんですね。実は、スペイン訪問時にその情報を得まして、ペルティニに行って『それならコードウェナーというブランド名を掲げて、こなれた値段でグッドイヤー靴を提供して欲しい』とオーダーした。それがきっかけで、このブランドが誕生したわけです」

イマ、買えるコードウェイナーの紹介はコチラ! → https://wfg-net.com/collections/cordwainer

 

以上、執筆:雑誌ライター 山田純貴

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