世界中からイイ靴を! ワールド フットウェア ギャラリーと 名だたるシューズブランドとの「40年物語」 BEN & SONS(MOROCCO)  2014年~

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 ベン&サンズ/英国調に範を置きつつ、そこに艶気を添加した靴のミクスチャー

ベン&サンズ 「スキンステッチプレーントウ2種」

2014年のWFGカタログより。左の外羽根プレーントウは羽根部の縫い合わせをスキンステッチで行い、右のホールカットはライニングとアッパーをスキンステッチで縫い合わせている超絶技巧のモデル。いずれもモロッコ伝統の履物であるバブーシュに用いられてきた技法を駆使したもの。当時、ワールド フットウェア ギャラリーにて税別本体価格4万6000円で販売された。

紀元前から栄えた都市カサブランカを拠点に置くグッドイヤー靴の実力派メーカー

私たち日本人にとり、モロッコ王国は馴染みある国ではないかもしれません。アフリカ大陸の西北部に位置し、西を大西洋に、北を地中海に臨むモロッコは古代ローマ帝国の属国として栄えたのち、8世紀初頭にウマイヤ朝の支配下に入ってイスラム化しました。20世紀にフランスやスペインの植民地になるも、1956年に独立を果たし、今日に至っています。

こうした歴史的背景もあり、イスラムとヨーロッパが融合した文化をもつモロッコに、ベン&サンズを展開するシューメーカー、ベンソン社はあります。本社と工場、および直営店を置くのは首都ラバトの西南に位置する、同国最大の都市カサブランカです。紀元前10世紀に港湾都市として開かれて交易で栄え、現在もモロッコの商業や金融の中心地であり、アフリカ有数の世界都市として知られています。ちなみに気候は年間を通して温暖で、大変過ごしやすい街だそうです。

ベンソン社の前身は、そんな歴史ある街にて1963年、アブデラジズ・ベナモア氏により、軍に納入する手縫い靴のメーカーとして創業しました。’80年代終わり頃、同氏の子息モハメド氏が入社。これ以降、近代的な生産体制が導入されるようになり、軍靴や安全靴のみならず、グッドイヤーウェルト製法による英国スタイルのドレスシューズも手がけるようになり、それら高級靴のメーカーであることの表明として、社名を「BENAMOUR AND SONS(ベナモアと息子たち)」に由来するベンソン(BENSON)に変更したのです。

ヨーロッパの名だたるショップも取り扱う要チェック(!)な紳士靴ブランドです

ベンソン社は1999年、カサブランカ・マリフ地区の「ツインセンター」内に初の直営店をオープン。さらにはベルギーの首都ブリュッセル、隣国アルジェリア、アフリカ中西部の国コートジボワールなどにも店を構え、果敢に自社のマーケットを広げていきました。

そのコレクションを俯瞰しますと、英国の伝統的な製法&スタイルに範を置いたベーシックな靴があるいっぽう、そこにやや細身の木型を取り入れ、パターンや色使いに工夫を凝らすなどした、フランスやイタリアの靴に通じる艶気あるモデルも目立ち、古代から多様な文化に接してきたモロッコらしいミクスチャー・スタイルを実感するのです。ちなみに同社では、これらグッドイヤーの高級革靴のほかにもカジュアルシューズやスニーカー、サンダルなども生産しており、さらには革小物やパンツベルトなども展開。また、ヨーロッパでは、フランスの某高級シューズショップや伊・ミラノの某有名セレクトショップなどが取り扱うなどし、もっかグッドイヤーシューズのファクトリーブランドとしての認知度が高まりつつあります。

 「カサブランカの直営店は、購入した生成りの靴を職人が手染めしてくれるユニークな店でした」 by WFG スタッフ

「2004年にモロッコ政府が自国製品の販路拡大を図るべく、数社のシューズメーカーを日本に送り込んできたのですが、そのうちの1社がベンソン社でした。そのとき、同社の社長がうちの店を訪ねてきて、そこからお付き合いが始まりました。ミリタリーブーツや消防士向けのワークブーツなどの製造から始まり、やがてドレスシューズも生産するようになったメーカーで、当時はドイツの某老舗ブランドのOEMなども手がけていましたね。で、カサブランカには同社の直営店もあって、2008年にその店を訪問したところ、ディスプレイされている靴の全てが生成りの製品であるのを目にし、大変驚きました。実は購入すると、その場でパティーヌ職人が色付けしてくれるというシステムの、とてもユニークなシューズショップだったんです」

 

以上、執筆:雑誌ライター 山田純貴

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