アメリカンビンテージシューズに想いを馳せて~ Arch Kerry WFG銀座店にて取り扱い開始!5月20日(金)よりスタート!オーダー会もお披露目期間中同時開催いたします!

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昨年末に公開いたしました、ワールドフットウェアギャラリーの2022年の抱負ともいえるブログ記事「I’m a J.BOY」

内容を簡単にまとめますと、コロナによって今までの価値観が一気に様変わりした今、ワールドフットウェアギャラリーが今まで歩んできた歴史で、何を皆様にご提案をできるのか?社会的価値・使命は何か?と考えた時に、「やはり日本人だからこそ、日本人が作った日本人向けの靴、その価値を今一度、力を注いでお伝えするべきなのではないか。」という考えに浜田省吾の曲、J.BOYに重ね合わせて、その結論に至ったという話です。

 その第一弾として、銀座店では、TORU SAITO9分仕立てパターンオーダー会等を開催したわけですが、この度第二弾ともいえる新しいブランドの取り扱いが決定致しました。

 

 それがArch Kerry(以下アーチケリー)です。

 

アーチケリーは代表の清水川栄さんが2020年7月に発表したメンズシューズブランドです。1950~1960年代のアメリカンビンテージシューズに大きな敬意を払いながら、現代にその素晴らしさを再現することをテーマに靴を製作しています。製造工程に工夫を凝らすことで、一般的な革靴に比べて履き心地が柔らかいのも特徴です。パターンオーダーと既製品のラインナップを展開しております。

 

アーチケリーの想い

状態の素晴らしいデッドストックシューズを手に入れたときの喜びはビンテージシュー

ズファンには堪らないものがあります。他では手に入らない、自分だけのスペシャルなシューズを手にする嬉しさです。アーチケリーを手にしたとき、この喜びを感じていただきたい。

 

 これがアーチケリーの想いです。

 そして、アーチケリーと弊社の間で商談を進めるときに、ワールドフットウェアギャラリーのスタッフ達も、この想いに関してかなり共感できるポイントがありました。 

ビンテージシューズについて

 本格的な大量生産が始まる、1970年代より前の時代は、既製靴といえども、その尋常ではない作り込みは、現代では考えられないほどで、「美しい」という一言が漏れ出るほどです。

 アーチケリーがブランドのベンチマークとして掲げる60年代以前のアメリカの革靴は、存じ上げない方からすると、現在のアメリカ革靴事情からは想像できないほど、丁寧に手間暇をかけて作り込まれていたのがわかります。

  なぜそれほど完成度の高い靴が作られていたのに、現代ではその靴作りが出来ないのか?という疑問に対しての答えは、「大量生産・効率アップに重きを置いた結果、革靴業界全体としても、担い手が往年に比べ、極端に減ってしまっているというのが、一番の理由」であると考えられます。

例えば、靴の工場であれば、より丁寧に目付を施していた生産工程、より細かで見た目に美しいステッチワークを、効率性を重視し、その工程を担っていた人達の解雇をする…などです。その積み重ねで、「当たり前に出来ていたこと」が現在では「再現不可能」になってしまった…と言われていました(アーチケリーが出来るまでは)。

革もきめが細かく、これも現代では同等クラスの革を入手できる機会は極めて稀といえるでしょう。

一方で、往年の靴の追い求め、状態が良く、素晴らしい仕上がりのビンテージシューズを手に入れたとしても、幾多のトラブルがつきまといがちです。例えば靴の木型の捨て寸が短すぎて、指先に強いストレスを感じたり、アッパーの革にすぐ革裂けが起きたり、レザーソールの底が真っ二つに割れたり…。

↑古いトリッカーズのレザーソール。デッドストックを雨の日に実験で履き下ろすと、案の定割れる。しかし、片側しか割れなかった…。

↑古いチャーチの靴 これもまた濡れた路面を歩いた直後にソールが割れる。

これがデッドストックで見た目に試着した形跡の無い綺麗な状態であっても、大金を出して買ったのにも関わらず、すぐにお払い箱になる確率は、スタッフの経験からしても、結構あります。

 ビンテージシューズには、素晴らしい魅力があるものの、実用にはいくつもの危険な橋を渡らなければならないという影の側面が付きまとうものなのです。

アーチケリーの誕生は、さながら化石から恐竜を復活させるようなことなのです!

 圧倒的に美しく、魅力多くも、様々なハードルが重なっている兼ね合い、玄人でなければ、なかなか手の出すことが出来ないビンテージシューズ。

 「ならば、そのビンテージシューズのクオリティをもう一度現代に甦らせれば良い」。

 これがアーチケリーのブランドの思想の根底に流れている考えです。

 

 アーチケリーの靴を見たWFGスタッフは息をのみました。

 

 前述した細かい作り云々以前に、靴から溢れでる職人さんの、そしてブランドを統括するディレクターである清水川さんの気迫に圧倒されました。一目で良い靴だということがわかるのです。

 既製品の靴づくりを手がけるのは、さまざまなブランドの靴を担当し、その技術に定評ある宮崎製靴。アッパー素材にはMTOと同じく大東ロマンの「レージングカーフ」を使い、細かなトリプルステッチやカールエッジといったアッパーのディテールも再現に成功しています。特に特筆すべきなのは、工場生産であるにも関わらず、木型への革のつり込みは手作業。つまりハンドラスティングということです。これにより、単純な工場生産では成しえない、木型により沿った立体感のある靴を作り上げています。そしてビンテージシューズでは欠かせないコバの手目付けなど、通常の工場生産を凌駕して、手仕事がふんだんに盛り込まれています。

 そして、オーダー品はSANTARIを手掛けるTate Shoesの館篤史さん。工場生産の限界を超えて、さらに精緻な作りをしております。よりこだわりたい、そんな方にお勧めです。

既製品はこの3モデルからスタート致します

 往年の素晴らしい靴作りを復活させたアーチケリー、WFG銀座店で最初にお披露目する既製品のモデルは以下の3モデルです。

  • 7 Eyelet Cap Toe Oxford

アーチケリーのフラッグシップモデルです。

1950’sのビンテージシューズを彷彿とさせる7アイレットのパンチドキャップトゥ。丁寧に処理されたカールエッジとピッチの細かいトリプルステッチが端正な雰囲気を醸し出します。なお、オーダー時にはパンチドキャップだけでなく、ストレートチップでオーダーも可能です。

木型:Archie Last

アッパー:レージングカーフ 

カラー:ブラック・タン 2種

ウィズ:D

ソール:Leather Sole

価格:85,800円

  • Algonquin Split Toe Blucher Oxford

5アイレットのVチップアルゴンキンモデル。

スプリットトゥのために開発した木型はトゥの中心線に沿って稜線を持つ、独特の形状。トゥに魅力あるボリューム感を与えます。

フロントパーツは左右対称にパターンを作成しています。ツイストの強い木型に載せることでその対称が崩れ、初期アルゴンキン特有の雰囲気が再現されています。

木型:Split Last

アッパー:レージングカーフ 

カラー:ブラック・ダークブラウン 2種

ウィズ:D

ソール:Leather Sole

価格:85,800円

  • Tassel loafer

※こちらのタッセルローファーは、お披露目イベント終了後の入荷予定です。

アーチーラストを使用した、THEアメリカンタッセルローファーという印象。

アメリカントラディショナルの紺のブレザーには絶対に欠かせないですよね⁉

勿論、アメトラだけでなく、オンオフ問わず使いやすい優等生タイプのローファーですから、様々なコーディネートで活躍すること間違いなし!

革靴の面白いところで、同じアーチーラストを仕様した紐靴よりもゆったりしたサイズ感になりますので、ハーフサイズダウンをおすすめ致します。

木型:Archie Last

アッパー:レージングカーフ 

カラー:ブラック・ダークブラウン 2種(※写真のスエードはサンプル品)

ウィズ:D

ソール:Leather Sole

価格:85,800円

 

520()29() オーダー会も同時開催!

アーチケリーがお披露目となる5月20日(金)から5月29日(日)までは、アーチケリーお披露目期間ということで、オーダー会も同時開催致します!

昔の靴にあった細かな仕様も、深く研究された清水川さんによって再現できる部分が多くあります!よりこだわりたいという方にお勧めでございます。

以下、オーダー限定モデルのご紹介です。

  • Wingtip Oxford

内羽根式のウインクチップ。

ウィングチップのデザインは古く1900年以前からあり、外羽根、ロングウイングチップなど多岐にわたるバリエーションが生まれています。アーチケリーではまずこの基本的な内羽根、穴飾りありのパターンを採用しました。

6アイレットを標準としていますが、オプションでアイレット数を変更することも可能です。メダリオンもお好きなデザインをお持ち込みで装飾するオプションもございます。こだわりのオーダーをお待ちしております。

木型:Archie Last

ウィズ:D

  • U-Wing Tip Oxford

今ではほとんど見られないUウイングオックスフォード。アメリカンビンテージシューズを象徴するデザインの一つです。

6アイレットのスタンダードなUウイングは2×2のステッチに加え、縫いを掛けないヒールカップなど魅力的な仕様となっています。

木型:Archie Last

ウィズ:D

  • U-Throat Wolecut Oxford

一枚革で仕上げるホールカット、6アイレットのレースステイを囲む手縫いのUスロートモカが特徴です。もちろんUスロートのない一般的なプレーンタイプのホールカットでもオーダー可能です。

アメリカンビンテージシューズには内外のくるぶし下に縫い割りを設定し、ヒールパーツにもう一枚の革を使用するものが多くありました。アーチケリーではこのデザインをベースに外側の縫い割りを取り払い、シームレスヒールとしました。

木型:Archie Last

ウィズ:D

アーチケリー代表の清水川栄さん 522() 来店!

  

アーチケリーを通じて、ビンテージシューズの魅力を見事現代に蘇らせた立役者の清水川栄さん。

その清水川さんがお披露目期間の5月22日(日)にWFG銀座店にご来店くださいます!

当日は清水川さんによる接客・ご案内も堪能できます。

清水川さんによる接客・ご案内はご予約の方が優先になります。

清水川さんとビンテージシューズについて語りたい!それだけでも結構です。興味のある方はぜひお早目にご予約を頂ければと思います。

 

ご予約はWFG銀座店直通電話、03-3572-6811に直接お電話いただくか、

 

info@wfg-net.com

 

こちらまでメールを頂ければと思います。

 アーチケリーは、ワールドフットウェアギャラリーのみならず、近年の革靴業界にはなかった、全く新しいスタイルの革靴です。しかし、昔にはごく当たり前に市場で出回っていた靴なのです。

「温故知新」という言葉がぴったり。ノスタルジックなのに、どこか新しい。ビンテージシューズをご覧になったことが無い方にも、アーチケリーの素晴らしさを感じていただけるだろうことを私たちは確信しております。

ぜひ、オーダーも可能な期間中に、ワールドフットウェアギャラリー銀座店を覗いていただければと思います。

最後に代表の清水川栄さんから皆様にメッセージを頂きました!ご一読頂ければと思います。

 「はじめまして。アーチケリーディレクターの清水川栄です。この度WFG銀座店様と初めてお取り組みをさせていただくことになりました。私も靴専門店の出身ということもあり、紳士靴専門店の老舗であるWFG様でアーチケリーをご案内できることを大変うれしく思っています。このイベントに至るまでの打ち合わせで、WFG銀座店のスタッフの皆様の『魅力あふれる商品をお客様へ届けたい』という想いを強く感じました。そしてその想いは私がアーチケリーで一番大切にしているポリシーと同じものであります。
 
 アーチケリーは1950~1960年代のアメリカンビンテージシューズをテーマに、その再現を目指してスタートしたブランドです。デザインやカラーリングなど、ビンテージのスタイルを踏襲することはもちろん、各工程の丁寧な作業、アッパー素材や縫い糸の選定などといった細部の追求がその再現度を高めていると思います。
 また、オーダーでは通常のパターンオーダーを超えたカスタマイズが可能です。こちらでご用意しているアッパー以外にも、お持ち込みの革で製作することもできます。各有名タンナーの革を手配可能ですので、ご相談ください。アッパーステッチの変更やソール素材の変更もお申し付けください。
自由なカスタマイズでオーダー靴としての愉しみを満喫することもできますし、理想のビンテージスタイルを作り上げることもできます。
紳士靴への造詣が深いWFGのお客様にきっと喜んでいただける商品をご用意いたします。オーダー会で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。」 

 

概要:WFG銀座店 アーチケリーお披露目!オーダー会同時開催

開催店舗:WFG銀座店

開催期間:既製品展開…520()よりスタート!以降常時展開。

  :オーダー会…520()529()

 

アーチケリー代表 清水川栄さんご来店日:522() ※ご予約の方優先のご案内となります。ご予約はWFG銀座店直通電話、03-3572-6811に直接お電話いただくか、info@wfg-net.comまでメールを頂ければと思います。

 

オーダー価格:135,300円~

オーダー納期:4か月~

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