Joseph MALINGE
Joseph MALINGE(ジョセフ・マランジュ)はフランスの有名ビスポークシューズメーカーの既製靴ラインも手掛けていた知る人ぞ知るメーカー。
その歴史は1889年まで遡ります。創業者ジョセフ・マランジュ氏の曾祖父は1859年に生まれ、フランスのショレ地方の工場で木靴作りを学んでいました。彼はそこのオーナーの娘と結婚し、さらに靴作りへと没頭していきました。彼は木靴に使うための木を森から選び出し、抜群のセンスで形作っていました。
その技術は現オーナーであるマランジュ氏の祖父に受け継がれ、靴の修理やハンドメイドの靴作りへと活かされました。地域の市場や商店で販売した彼の靴はその丈夫さと履き心地の良さで有名になりました。その後、事業はソミュールのビスポークで技術を学んだマランジュ氏の父に受け継がれました。
培われた伝統技術はマランジュ氏と彼の双子の妹に受け継がれ、1986年、小さなファミリービジネス‘’SARL CHAUSSURE CUIR MICHIGAN’’が誕生しました。そして彼らのコレクションは ‘’Joseph MALINGE’’のブランドで製品化されました。伝統の価値に沿って高い技術を守り続けています。
現在もJoseph MALINGEの靴は全てフランスで作られており、革はフランス最高のタンナーから伝統的なタンニンなめしで作られたものを仕入れています。レザーソールには8~12カ月かけてゆっくりとなめされた革を使用しており、靴内への水の浸入を防いでくれます。仕上げには革に栄養を与えるクリームとワックスを手作業で重ねることで、内側から輝きを持たせています。
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