Liberato(リベラート)~ 部屋の中から素足のままで街へ連れ出してくれる魔法の靴
みなさんは「ツッカケ」という存在を所有してらっしゃいますでしょうか?
筆者個人は、いままでに、数えきれないくらいの「ツッカケ」を所有して来ました。ビニール製のサンダルに始まり、ビーチサンダル、革のローファー、スエードのドライビングシューズ、コルクフットベッドのサンダル、内側が毛でモコモコの靴、コットン製スニーカー、レザーサンダル。。。
まさに百花繚乱、怒涛のラインナップです。まずビニール製サンダル、これはいけません。たとえ近所にしか足を伸ばさないとしても、良い歳の大人が令和の時代に履くものではありません。
カントリーサイド、特に海が近いところに住んでいた時は、ビーチサンダルというのも粋な選択ではありましたが、都市部に住まう人間にとってはあまり相応しくなく、街から浮いてしまいます。
グッドイヤーで仕立てられた革製ローファーを「ツッカケ」としても代用すると、そのヒンヤリとした感触は、特に夏の素足には気持ちよく、これはこれでクセになるのですが、靴の傷み、特にライニング(内張り革)の傷みが顕著です。ドライビングシューズも同様で、衛生的にもあまり好ましくないように感じるのでどうしても出かける前にソックスを履くという1工程が増えてしまいます。(私は年中、部屋では素足派なのです。)
コルクフットベッドのサンダルは履きこむと見た目が汚らしくなり、玄関の景観を損ねますし、内側が毛でモコモコの靴は冬は良いのですが夏は暑苦しいし、臭いもしてきます。コットン製スニーカーも素足で履くと痛いのでソックスを履くことになり、レザーサンダルを素足で履いた後にそのまま部屋に上がり込むのは日本人気質に反します。かといってサンダルにソックスを履いたのでは本末転倒。
そんな風にして私の「ツッカケ」遍歴は、2022年の5月まで宙に漂うがごとく、いまだに最適解を得られぬまま今年も夏を迎えようとしていたのでした。
が、しかし。
ついに真打が登場してしまいました。それがLiberato リベラートのミュールです。
特長は何といっても、素足履きに耐え得るインソール素材!日本が世界に誇る「イグサ」、畳です。古くから日本人は草鞋にイグサを用いて高温多湿の夏を快適に、冬にも素足で履いて保温性を発揮するこの素材とともに生活をしてきたのではありませんでしたか!(畳インソールは1,980円別売りで販売予定、交換が可能です)
草鞋から進化したのは、もちろんスタイル、機能、ともに令和の時代に合わせてアップデートしております。デザインはベーシックなコインローファーフェイスで、踵がないミュールタイプ。ソールはビブラム社製超軽量ラグソールを採用し、多少の悪路もガンガン歩けるヘビーデューティー仕様になっており、まさに「部屋」から「街」へ一瞬にしてワープできる魔法の靴です。
アッパー素材には肉厚な国産のステア(成牛)をベジタブルタンニンでじっくり鞣した超柔らかなエコレザーを採用することで耐久性と快適性を両立する事に成功しています。
ブラック
6月初旬発売予定ですが、今回は先行予約販売をさせていただきます。予約だけで完売してしまうサイズもあるかも知れないので、是非この機会をお見逃しなく!現在、ワールドフットウェアギャラリー神宮前本店にて展示し、ご試着を承っております!
まさに玄関から街へ!軽快に、涼し気に、そして快適に、どこでもドアのような魔法の靴です。